冬型の気圧配置といえば「西高東低」、これに大陸からの寒気が日本列島上空に下りてくれば日本海側では雪になるということは知られています。特に本州の山脈・山地に堰き止められた雪雲が多いと大雪になります。日本海からの水蒸気も多ければ雪雲も多くなります。すなわち海水温が高いとされる温暖化の影響も大雪に直結します。スキーヤーは雪がなければスキー場ですることがありません(温泉と飲酒くらいか)。なので、気圧配置が冬型で寒気が下りてくると嬉しくなる習性があるのです。
今シーズンは雪不足でどこのスキー場も困っています。年末年始の寒波も意外と短く終わってしまいました。先週末の連休後半に久々に大雪になり、喜んだスキーヤーも多いようです(我がクラブ員も恩恵があったようです)。今週末からも今シーズン最大の寒波が来ると天気予報が伝えていますので、多くのスキー場は胸をなでおろしていることでしょう。
一方、元旦に発生した能登半島地震の被災状況をニュースを見ると、寒さと降雪に怯える被災者・自治体の姿があり、あ~ここには雪は降らないで欲しいなぁ~と呟いてしまいます。積雪を祈るか祈らないか、今年のスキーシーズンは複雑な気持ちにさせます。KK